バネ用多列排出パーツフィーダーを制作する上で最も重要な課題はワークであるバネ同士の絡みをいかに解して個別に排出させるかになります。
バネを確認・検討の上で今回はスプリングセパレータ(もしくはバネ分離機やバネばらし機とも呼ばれます )を取り付けてバネの絡みを解すようにいたしました。( スプリングセパレータは 強い力でバネを内壁にぶつけて解すのでバネの形状やサイズ・強度等によりワークを傷つけてしまう恐れがある場合には使用せず他の方法で対策を取ります )
また、バネの重なりをセンサーで確認、解れていない場合にはボウル内に戻す細工や二列排出する仕様の為、全体のバランスを考えてアタッチメント加工を施しております。
バネの整列・搬送でお困りの方はお気軽にお問合せください。
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ワーク (スプリング)
バネは比較的絡みの多いワークになりますのでパーツフィーダーに様々な対策が必要になります。
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スプリングセパレータ
絡まったバネを解すための装置になります。底面の円盤を高速回転させる事でバネを内壁に叩きつけてその衝撃で分離させます。
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ゴミ受け箱
パーツフィーダーのボウル内のゴミ等をゲートを設けてこちらのゴミ受け箱で回収いたします。
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ゴミ袋掛け用リング
リングにビニール袋を掛けてゴミ受け箱に回収されたボウル内のゴミを収納いたします。
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テフロンチューブ
スプリングを二列で排出いたしますがその出口をテフロンチューブを使用して圧送しています。
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分離機構モーター
駆動はエアー式ではなく回転スピードをパーツフィーダーに合わせて調整可能なモーター式を採用しました。